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ドクター中松 ECON


最新発明:「ECON」について

 『いま日本では原発事故によって電気が不足するということで、今年の夏はいかに節電するか?ということが問題になっています。
 電気の節約と言っても具体的にどうするかと言うことですが、空調が一番電気を消費します。テレビも電気を消費しますが、テレビよりも洗濯機よりも空調が一番電気を消費します。そうかと言って皆さんのお部屋を政府が言っているように28度にしたら暑くて汗が出るでしょう。
 そこで暑いのをどうやって防ぐかということですが、扇風機はただ風をかき回すだけで気休め、といいますか、同じ温度の風を移動しているだけですからあまり涼しくなりません。昔からの扇子や団扇、これも扇風機と同じです。同じ温度の空気を動かしているだけです。それではどうしたらいいのか?
 それで今日の最初のお話しは「ECON」についてです。
 「ECON」とはエコ、つまり地球環境に良くて節電でき、かつエアコンであるということで「ECON」と命名したわけです。世界最小のエアコンということで今、ギネスブックに登録を申請しています。そしてこれがどれ位で涼しくなるかというと、普通のエアコンの1/100しか電気を消費しない。つまり全国民がこの「ECON」を使えば、完全に原発問題は、クリア出来るということになります。
 重さを140gでワイシャツの胸ポケットに入るし女性ならば首とか胸あたりにも入れられますので、この「ECON」だけでこの夏はOK。空調も扇風機もいらない、というものです。
 この「ECON」はどうやって動くかというと、ご自宅の電気のソケットでも動くし、USBの差込みでも動くので、パソコンをやりながら使うことが出来ます。電車の中で暑い、暑いという時もバッテリーで動きますので涼しく出来ます。』
会場から質問「体験させて頂けるのですか?」
『実物を持って来ましたから、どうぞ。』
「エアコンということですから、夏は冷房、冬は暖房するのでしょうか?」
『いい質問ですね。クーラーではありませんので冬は暖房機として使えます。夏と冬とオールシーズンで使えます。』
「切り替え機がついているのでしょうか?」
『切り替え機ではなく、両方の機能を持っています。当面はクーラーで使って、寒くなってきたら暖房で使います。』
「梅雨のときには、湿気もとれますか?」
『空調ということは湿気もとります。単なるクーラーではなく、湿気もとるわけです。』
「それを部屋に置いたら、どれくらいの範囲まで効果があるのですか?」
『今までのエアコンはこの部屋全体の空気を冷やすということですよね。六畳の部屋全体を冷やすためには400wかかります。ECONは4wですから1/100のワットですね。周りの空気全体を冷やすとそれだけエネルギがかかるので、自分の空間だけを涼しくする。』
「冷房と暖房はどのように切り替えるのですか?」
『冷房と暖房の機能を持っていますから、どちらを選ぶかということです。一つで両方出来ます。』
「ご高齢の人は、ヒモなどがついていると落とす心配がないと思うのですが?」
『もちろんヒモがつけられるようになっています。』
『普通の空調というのはモーターがあってコンプレッサーがあって冷媒があってというものなのですが、ECONは全くありません。ソリッドステート(固体)ですから、壊れにくい。』
「お値段はおいくらですか?」
『特価2万5千円(通常3万円)です。』
「音はどうですか?まわりの人に聞こえますか?」
『聞こえません。』
『ようするに原理は、空気を分解して暑い空気と冷たい空気に分解しますから、冷たい空気は夏に使えばいいし、暑い空気は冬に使えばいいのです。』








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