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35年の食事記録で「イグ・ノーベル賞 栄養学賞」を受賞した中松さん。
「イグ」とは「愚かな」という意味で、米・ハーバード大学系の科学誌が主催し、選考に本家ノーベル賞受賞者も関わる権威ある賞なのだ。
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「厄年を迎えたとき、長寿でボケず、いい仕事をずっとしていくにはどうしたらいいのかと考えたんです」
35年前から毎日欠かさず食事の撮影を始めたきっかけを中松さんがこう話す。
「空気はみんな吸ってるから共通だしね、あとは食べ物なんじゃないかって」
医学博士、工学博士、法学博士…であり、フロッピーディスクやジャンピングなどの発明家として世界的に有名な中松さんは、ここで紹介している黒ごま、いわしなどの食材が「頭のよくなる要素」ということを“発見”したほか、「1日3食より1食のほうがいい」との理論を打ち立てた。
「血液検査で体内環境を調べたり、学会で決められた方法で脳の働きを測定した結果、1日1食のほうが頭がよくなり、体の調子もよくなる」
ことが明らかになったんだって。
1日の摂取熱量も700〜1000kcalで充分、
「食べ物の中には体に悪いものもあるから、1日3回はいるよりも1回のほうがずっといいわけです。現代は栄養過剰」
と。 ちなみに、中松さんは学生のころから野球をしていて「1日1食のほうがホームランを打つ確率も高い」
そう。 膨大な枚数の写真を見ると、ほとんどは日本の食卓でおなじみのメニュー。 頭のよくなる食材を意識して取り入れることで、あなたも“天才”に近づける !? |
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頭に効く ! がい〜っぱい!! |
女子栄養大学・栄養クリニック管理栄養士の蒲地桂子さんも中松さんの推奨する
「頭のよくなる食材」を見て「玄米など神経伝達を早くする食物が頭の回転をよくし
ますし、抗酸化作用のある黒ごま、ひじき、昆布などは血管の老化を遅らせます」
と 栄養士の先生も納得のラインナップだ! |
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なすのソテーのねぎ添え:「体の温度を上げて冷えを防ぎ、血液循環をよくする」ねぎは、料理に彩りを添えるので一石二鳥。 |
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豆のサラダ:「豆類というのは基本的に繊維があって、老廃物やがんの要素となるものを
外へ排出する働きがありますね。さらにレチシンとイソフラボンが健全な体をキープしてくれる」
食物繊維たっぷりのセロリや、胃に効くキャベツとあわせるとベター。 |
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玄米ご飯:玄米胚芽が老化予防に、黒ごまがつややかな黒髪にGOOD☆ |
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ひじきの煮物:「鉄分が豊富。コレステロールも除去します」
また甘みが欲しいときは砂糖よりもみりんで補助するといい。 |
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いわしのフライ+海草サラダ:青魚に豊富なDHAが頭によい。
海草には体内では生成されないミネラルがたっぷり。
「これがなくなると気力がなくなったり、神経痛になる」毎日でも食べるべし。 |
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肉じゃが:「にんじんはカロチンがたっぷりなのでいい」
豚肉でさらなる脳力アップが |
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「牛肉のステーキは、冷えに効くガーリックでソテー」 |
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「デザートにおすすめのぶどう。皮と実の間に若さの素がいっぱい」 |
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「みそ汁のみそは原料である大豆のレシチンが老化を防止」 |
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「温野菜のサラダには、免疫力をUPさせるしいたけもプラス」 |
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「鍋ものは、薬味にしょうがで冷え改善。唐辛子も効く」 |
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