約800万人の男性が悩むといわれる薄毛、脱毛への正しい対処法は日本皮膚科学会が診療指針を初めてまとめた。治療薬や育毛成分、植毛など10種類の対処法について、5段階で評価した。
科学的根拠が乏しい関連商品やサービスが横行。多発する健康被害や金銭的なトラブルの減少につなげたいといっている。指針は、東京医科大の坪井良治教授(皮膚科)を委員長に、計10人の皮膚や毛髪の専門医が作った。育毛剤などのメーカーからも資料提供を受け、国内外の論文などから科学的根拠の有無を調べ、「強く勧められる=A」「勧められる=B」「考慮しても良いが、十分な根拠がない=C1」「根拠がないので勧められない=C2」「行わないよう勧められる=D」に分類した。
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